手持ちのお金は目的別に4つに分類して仕分けよう!お金の簡単管理方法

こんにちは、大場です。

支出の管理には、家計簿やスマホアプリなどを利用して何にどの程度お金を使ったのか把握することが可能で、支出削減のための対策を行うことも容易となります。

では、入ってきたお金に関してはどのように管理したらよいですか?という質問も同時に受けることが多いので、手持ち資金の分類に関してまとめてみました。

入ってきたらその分使っちゃうな~という浪費系の方は、収入の分類を行うことによって、いざという時にお金に困ることが無い体制を整えることができます。

私も含めて、人は皆自分に対して甘くなってしまいますが、お金の正解は甘くありません。

収入や支出をしっかり管理できるようになって、やりくり上手を目指しましょう。

まずは現状把握から始めましょう

収入として入ってきたお金から、生活費やローンの支払い、将来への貯蓄をするわけですが、計画的に手持ち資金を分類できていないと、いざという時に対応できないことが起こってしまいます。

手持ち資金の分類は、今の生活でどれくらいの生活費がかかっているのかの把握にも繋がり、無理なく貯蓄するためにも必要なことです。

さらに、投資を行う上ではどれくらいの金額を投資に回すことが出来るのかも把握することが出来ます。

限りある手持ち資金を有効に活用するには、まずは何にどれくらいの金額を充てるのかの分類が必要不可欠となります。

現在を見つめ、将来を見据えるためにもまずは手持ち資金の分類を行っていきましょう!

手持ちの資金を4つに分類して明確にすること

まずは4つの分類を確認しましょう。

① 生活資金

② 使用予定資金

③ 余裕資金

④ 緊急資金

このように手持ちのお金を分類して、それぞれに合った管理をしていきます。

①生活資金は、日常生活費の支払いの為に使うお金です。食費、住居、携帯代、娯楽費、保険等の支払いのために使うお金で、各家庭によって内容は異なります。毎月の生活の為に使うお金を生活資金として分類します。

②使用予定資金は、住宅購入、子供の教育費、車購入費など、今後10年以内に使う予定があるお金となります。目安の金額を定め、毎月いくら積み立てを行うのか逆算して使用予定資金として分類します。

③余裕資金とは、10年以内に使う予定がないお金で、投資に回してもよいお金となります。銀行に預けていてもお金は増えない時代なので、長期で手を付けないお金ならば、投資に回してお金を増やすことを考えてもよいでしょう。

④緊急資金とは、急な出費に備えるためのお金となり、病気にかかった時の費用、収入が途絶えた時の生活費、緊急に買わなければならない物が出た時の費用等、さまざまな緊急事態に対する出費を緊急資金として分類します。目安としては、生活費の半年~1年分程度です。

このように、手持ちのお金を分類することにより、訪れたライフイベントに対して落ち着いて対応することが可能となり、それぞれに合った適切なお金の運用を行うことが可能となります。

千里の道も一歩より!分類の手順を押さえよう!

手持ち資金の分類をこれから始められる方は、まずは①生活資金から分類しましょう。

毎月の生活費(支出)がどのくらいなのか把握をして生活資金として分類を行います。

毎月の生活費を把握できたら、次は④緊急資金として分類して積み立てます。

いつどんな事態に見舞われるか分からないので、この部分は優先的に準備することをお勧めします。把握した生活費×6~12ヶ月分を準備して緊急資金として備えておきましょう。

その次は②使用予定資金の分類となります。

この部分はどんな住宅を購入したいのか、子供の進路をどうするのか、何年おきに車の購入をするのかなど、人により異なる様々なライフイベントで使用予定資金は異なります。

ご自身で目安の貯蓄金額を設定して積み立てを行ったり、ファイナンシャルプランナーに相談してライフイベントに必要なお金の計画を立てるのもよいでしょう。

そして、余ったお金が③余裕資金となり、投資に回してもよいお金となります。

①生活資金、②使用予定資金、④緊急資金は、基本的に減らしてはいけない「守るお金」となるので、元本保証のある金融商品に預けておくことが基本となります。

③余裕資金は当面使う予定がないお金なので、将来の為に「増やすお金」として、自分のリスク許容度に合った投資を検討してもよいでしょう。

お金の管理がうやむやになっている方は、ぜひともお金の分類から始めて、現在の生活から将来必要となる資金を把握してみましょう。

そうすれば、将来お金のことで不安になることが少なくなるはずですよ!